乳児院 できごと日記                  

い ち ご 狩 り                  2021/4

             

 

 大変ありがたいことに、今年は近くの農園の方から「いちご狩り」の招待をしていただきました。リス組、ウサギ組、ゾウ組の子どもたちは前もっていちご狩りの話を聞いていたので、毎日いちご狩りを話題にしながらその日を心待ちにしていました。

 

 子どもたちは、自分のリュックを背負ってワクワクしながらその日を迎えました。「先頭を歩く」と言ったSちゃんに続いてみんなで歩き始めます。途中でてんとう虫を見つけて近づいて覗きこんだり、石を蹴りながら歩いたりしていたのは幼児ホームの子どもたち、乳児ホームの子どもたちは、川の流れを見たりしていました。

 

 農園に到着するとしっかり「こんにちは」と挨拶をし、ビニールハウスに入りました。椅子と机を用意して下さっていて、そこに座り農園の方からいちごの取り方の説明を受け器をもらって、さぁいちご狩りのスタートです!実が真っ赤っ赤のいちごを見つけ、職員と一緒にいちごを取って箱の中に入れていきます。普通のいちごの形だけではなく猫のような形をしたいちごもあり、色々な形をしたものがあるので、子どもたちは「これみて~!」と大興奮です(^^

 

 器いっぱいに入れたいちごはすぐになくなり、とうとう三往復もしていちごをいただき、お腹はすっかり満たされました。それから、ビニールハウスから出てみんなでお弁当を食べました。メインのサンドイッチやおかずをあまり食べずにチーズばかりおかわりをしていたリス組さんでしたが、ウサギ組とゾウ組はサンドイッチのおかわりもしっかり食べ、お弁当箱も空っぽになりました。

 

 乳児ホームと幼児ホームが一緒になって行えた久しぶりの行事となり、子どもたちにとっていつもの日常とは違う刺激のある日になったのではないかと思います。来年もこうして2つのホームが一緒になって行事を行うことができることを望んでいます。

 

 

 

 



 

 嬉 し か っ た 事 Ⅳ              2021/3~4

 

                        

 

幼稚園卒園や学校卒業や平安徳義会卒園、入園や入学。入れ代わり立ち代わり、みんな大きく成長した姿を見せてくれました。おめでとうございます。どの姿にも、感無量です。

 

以前に卒院したKちゃん。入学式後に来てくれました。「みんな、忘れたかも。」と不安だったみたい。忘れないよ。Kちゃんのこと、ずーっと忘れずいつも応援してる。もっともっと会いたいよ。乳児院はいつでも待ってるよ。

 

すっかりご無沙汰だったKちゃん、Sちゃん、Yくんと再会できました。元気で何よりー。

 

                      

 

それぞれの子供たちの成長を見せて頂けて、我々職員にとってどれほど嬉しい事でしょうか。ミルクを飲まず心配した子や、「てんてー(せんせい)」と可愛い声で呼びかけていた子や、「抱っこ―!!」と甘える子やひっくり返って泣いて怒って主張する子や、幼いころから運動神経抜群だった子や手先が器用だった子、それぞれの子どもたちを思い出します。なかなか再会できなくても、きっと元気でいてくれる。いつかまた出会う事を夢見て。子どもたちのたくさんの成長は、職員も成長させてくれました。みんな、宝物でした。そして今も…。

 

 あ り が と ー !!       

                       

 



 

 嬉 し か っ た 事 Ⅲ              2021/3

 

ずーーっと昔、二人とも乳児院の在籍児でした。久しぶりの再会、すっかり成長してかっこいい若者になっていました。スポーツに夢中で頑張っていたことを知りました。

 

泣き虫だったのに、体はごっつくなって見違える。でもマスクを取るとあのころの面影たっぷり。あ~やっぱりHちゃんや。元気でいてくれたこと、訪ねて来てくれたこと、嬉しかった。次のステージでも頑張るとのこと。これからもたくさん経験をして、Hちゃんらしく心豊かに明るく元気に過ごしてほしいです。甘えん坊だったなぁ。器用に何でもこなしていたなぁ。    

                                                                                                

もうひとり。彼も見違えるほど、がっしり鍛え上げられていました。

目標を見つけ、違う土地で頑張るそうです。シャイな所は変わっていない。あ~やっぱりKちゃんや。これからもたくさんの人に出会って、いつまでもKちゃんらしく優しい心を持ち続けてほしい。いっぱい抱っこしたなぁ。たくさん笑ってたなぁ。かわいかったなぁ。

 

 

      

 

   二人へ。夢のような再会でした。ありがとう!! 乳児院は、応援し続けるよー。

 

 

 



 

 

 嬉 し か っ た 事 Ⅱ              2021/2

 

ひょっこり訪ねて来てくれたAちゃん。ずいぶん大きくなって、とってもおしゃべり弾むお歳です。あれこれお話聞けて嬉しかった!! お顔はあの頃のままだから、すぐ分かったよ。

 

大きくなっても、お母さんにペタッと寄り添って、よかったねー。

 

Aちゃんは乳児院を覚えていないけど、覚えていてくれるお父さんお母さん、ありがとう!!

 

                         

  

 



 

 嬉 し か っ た 事               2021/1

 

12月に、卒院生Sちゃんが結婚しました。乳児院にいたのはずーっと昔のこと。結婚前には報告があり、結婚式の素敵なドレス姿も拝見し、次は夫婦で来院してくれました。

 

嬉しすぎて、何を聞いても何を見ても、涙、涙、涙。最高やわ。

ちょっと心配した時期もあったけど、とっても優しい眼差しと表情を見たら、もう何の心配もいらないと悟りました。

          おめでとーーー♥♥♥            

 

 

成人式に出席したと、Mちゃんが晴れ着姿を見せに来てくれました。綺麗すぎる。可愛すぎる。嬉しすぎるわ。☆☆☆   

  

         社会に出る大切な年、大切な夢を叶えてね!!

 

 



 

 ラ ン チ タ イ ム               2020/12

 

 窓からの風景を見ながらお昼休憩が取れることを、心から感謝して頂いています。すっかり冬の様相ではありますが、木々には赤い実や紫の実が生っているのが見え、彩りを添えています。裸の桜の木を見ると、今年の春も満開に咲いてくれるかな…と考えてみたり。ずっと見ていると、いろんな野鳥がやって来ることを知りました。その鳥たちの姿を見ているのはとても面白いです。必ず二羽でやって来て、一羽の後をずっと追い続けるもう一羽。畑の中に下りて何かついばんだり、遊んでいるかのように葉っぱを突いたり、木の実を食べたり、突然飛んで行ってしまったり。

 

 スズメは集団行動です。七、八羽でやって来て、一斉に畑に下りたり、一斉に木の枝に止まったり、一斉に電線に移動したり、一斉に飛び立ったりしています。カラスは単独でやって来ます。晴れた穏やかな日には、青が素晴らしく綺麗な雉が、畑の中で何かをついばんで歩いています。輝く青色なのですぐわかります。

 

                

  

 鈴生りだった木の実が、すっかりなくなってしまいました。枝には何も残っていません。あの鳥たちが全部食べちゃったんだなぁ。食欲旺盛…あっ、そうか!! 職員の車に赤や紫の糞を落としていたのは、この木の実を食べた、この鳥たちだったんだ。

 

   ガックリと言うか、悔しいと言うか、でも愛おしい愉快な野鳥たちです。

 

 



 

 子どもたちの可能性           2020/10/5

 

本日の夕食は。とっても美味しいので今夜もたっぷり食べました。

みんなのお腹はポンポコに突き出しています。おいしかったね。

 

寝る前に、「今日のお味噌汁の中に、何入ってたっけ?」と聞くと、

Nくんは空を見て少~し考えてから、「お揚げさん!」元気に答えることができました。

 

 

翌日の朝食時、何が好きかなと話していると、

子どもたちが「パン好き。」「お肉好き。」「トマト好き。」と言っている横で、Nくんは何か考えていました。

そして突然「昨日お味噌汁にお揚げさん入ってたなぁ。」と思い出して言いました。

 

 

 

子どもたちの頭の中は、どんどん吸収して記憶して、記憶を引っ張り出して整理して…。

どの子もみ~んな、その発達は可能性に満ち溢れている。

何という素晴らしさ。改めて成長の偉大さを実感しています。一人ひとりそれぞれの個性と共に、育ちを応援しています。

 

 

 

 

 

私は昨日、何を食べたかなぁ…!?

 

 

 



 

赤 と ん ぼ             2020/9/5

 

気付くと目の前には、赤とんぼがいっぱい。

8月のお盆のころから姿を見せ始め、乳児院のこども広場にもやって来ました。

日に日にその数は増え始め、とうとう広場の子どもたちの頭上には、たくさんの赤とんぼが飛び交っていました。

まるで渋滞してるかのようです。

ツバメが去った後の、久しぶりの賑わいでした。

 

 

その『密』な光景を、ちょっぴり羨ましく感じたのは変かな!?

その自分の発想が、なんかしっくりこない…。

秋の気配というよりコロナウイルスも気になる。もうすぐ彼岸花も咲くのに…。

いつもの秋じゃないですね。 

                                          

 



 

出 張 の 朝               2020/9/1

 

出勤するといつものように、子どもたちのお部屋へ朝のご挨拶に行きます。

「おはよう!」ぞう組さんへ行くと、子どもたちが走り寄って来ました。

すると目ざとく気付いた子が、「何で靴下履いてないの?」と聞いてきました。

「履いてるよ。」「これはね、ストッキングって言うの。」「ほら、履いてるやろ?

と足を一歩踏み出して見せながら答えると、「何で~?」と返してきました。

「薄~いけど靴下やで。ストッキングやねん。ほら、靴下履いてるねん。」

と返事になっていない苦しい返事をすると、又「何で~?」と返してきました。

「ストッキングも靴下やねん。」「Mちゃんみたいなかわいい靴下じゃないけどね。」

すると又また「何で~?」と聞きながら、

今度は私の足の甲と足首を、優しくやさしく撫で始めました。不思議な靴下に触らずにはおれない様です。

「何で?」にしっかり答えられず詰まってしまう私に構うことなく、

Mちゃんの「何で~?」と「撫で撫で」は続きました。             

 

そう言えば…大昔、職員のスカート姿が珍しく、特に女の子たちが興味津々でそぉ~っとそばにやって来て、

とっても不思議そうな何とも言えない表情をして、恐る恐る職員のスカートやストッキングの足を触っていた事を思い出しました。

職員は動きやすい服装で仕事しているので、見慣れない職員の姿は不思議だったのでしょう。

現在は子どもたちの装いもすっかり、『おしゃれ』です。

みんなの服へのこだわりはすごくて、大好きな服を着て「ほら、見て!」と見せに来ます。

新しい服にも敏感!!大好きなキャラクターの服や、彩り豊かなヒラヒラ、フリフリ、レース仕立ても大好き。男の子だってこだわりがあります。

忙しい朝の洋服選びはいつも真剣。だから職員は顔で笑って、内心「早く~」かもしれません。私だけかな!?

子どもたちのたくさんの大切な体験・経験により、五感が豊かに育ちますように。

 

こんなこともありました。

大昔、ベッド就寝が当たり前でした。全国でベッドでの転落事故が多かった時代。

そこで年長児のベッド就寝を辞め、畳の部屋にお布団を敷いて添い寝をすることにしました。

初めてベッドではなく畳の上で寝た日の子どもたちの顔…職員と同じ目線で横になり職員と目があったその子どもたちの表情は、

どの子もどの子もとってもはにかんで、何度も何度も顔を上げては職員がそこにいるのを確かめて、

 

「にこっ!」

 

と微笑んでは又布団に横になって…眠りにつくまで笑顔でした。

職員にとっても、あまりにも嬉しかった思い出!!忘れられません。

 

色々色々感じることはありますが、

子どもたちが不思議で、愉快で、心地よく、びっくりするようなことも笑えるようなことも、

あれもこれもたくさんの経験をして大きくなってほしいなぁ☆

 

 



  『 コ ロ ン 。』          2020/8/9 

 

ある日の朝食は、とっても美味しい炊き込みご飯。お腹が空いた子どもたちは、夢中で食べていました。

「おいしいね。」お茶碗はすぐに空っぽになりそうです。

そこで、おにぎりを作ることにしました。「待っててね。」ラップでキュッと絞って、ミニトマトの大きさのまぁるいおにぎり。

一番先に空っぽになった子のお茶碗に、「コロン。」と言って、おにぎりを転がすように入れました。

すると、何も促してもいないのにそこにいた4名の子どもたちが、一斉に「コロン。」と言って首を横にかしげたのです。その光景、わかりますか?

 

「何てかわいいの!!

 

思わず声を上げてしまいました。

その後も4名の一斉のかわいい仕草が見たくて、何個もおにぎりを作りました。

期待通り、1個作ってお茶碗に「コロン。」と入れるたびに、4名のチームワークは乱れることなく、素敵な笑顔と共にかわいい仕草を見せました。

ずっと握っていたかったけれど、残念ながら炊飯器の中は見事に空っぽとなりました。

ずっと食べたかった子どもたちは、空のお釜を見せられて、納得するしかありませんでした。

 

 



 

 

  手 作 り マ ス ク          2020/8/2

 

新型コロナウイルスが、大変な状況になって、マスクが手に入りにくかった春。

そこで、チクチクの講師〝マダムT〟にお願いして、職員全員のマスクをお願いしました。

困ったことに季節が変わっても変わらない状況。先に作ってくれたマスクはそろそろ暑い。

今度は薄手の生地で夏用をお願いしました。

〝マダムT〟の力作の一部紹介です。

 

 



 

チ ク チ ク ソ ー イ ン グ ク ラ ブ      2020/7/26

 

昨年度のことではありますが、手作り玩具の提案がありました。

作りたいのは、タペストリー。「職員が全員参加して、チクチクと手縫いで仕上げることが出来たらいいね。」そんなことから〝チクチクソーイングクラブ〟を立ち上げてみました。

毎週土・日曜日の日勤勤務終了後の1時間、参加可能な職員でやってみよう。皆で「チクチク」を目指しました。

講師は〝マダムT〟。提案者であり、裁縫大好き子ども大好き職員です。見本を提供してもらって、手取り足取り教えてもらって・・・「いつできるかなぁ!?

仕事後…と言っても大変です。毎日、定時で終わらない・・・。その日はお休みとってるし・・・。いろんな事情が重なって、職員はたいそう忙しい日々を送っていた最中でした。

途中から、「いつでも参加できる曜日と時間に」と設定を変え、一針の参加を呼びかけました。

その参加方法は色々で、下絵を描くだけだったり、生地を切るだけだったり、10分だけチクチクに参加したり、

「どうですか~」と覗いてお茶を飲みに来たり、「楽しい」と持ち帰ってまでチクチクした職員もいたり。

裁縫が得意な職員も、苦手な職員も、興味もなかった職員も、好きだけどへたくそな職員も、なんだかんだお喋りしながらチクチクチクチク。あっという間の1時間でした。

だけど思いのほか時間がかかり、子どもたちへのクリスマスプレゼントとなってしまいました。

 

 

       

 

 

皆が忙しい中大変だったけど、おかげさまで素敵なタペストリーができあがりました。

毎日子どもたちは、つけたり剝したり…と遊んでいます。(色んなパズルがあり、子ども自身のマークもあります・マジックテープで取り外しできます)

次作も考え中です。苦手さんも得意さんも集まれー!!

 

1歳になったばかりの子が、全部剥がす勢いで遊んでいました。

つけること分からないかなと思い、「そこにペッタンしといてな。」と声を掛けました。

こちらを見たかと思うと、剥がすのをやめて両手で抱えているそのパズルを、タペストリー本体にペタペタとつけ始めました。

しまった!!ちゃんとわかってる。おせっかいおばちゃんになってしまい猛反省でした。 子どもの学習の早さに改めて、脱帽!!


 



  

  おままごと 2020/7/7

 

ある夜、ままごとをして遊びました。

コップを持って「おかわりくださーい。」と言えば、誰かがポットを持って注ぎに来ます。

「ケーキが食べたいなぁ。」と言うと、誰かがケーキを持ってやって来ます。

「おいしいね。」と食べるふりをしていると、今度はイチゴを持った子がやって来て、

職員のマスクをグイッと引き下げたかと思うと職員の口元にそのイチゴを持っていき、

今度はイチゴを引っ込めたかと思うとそのマスクをグイッと引き上げて、元に戻したのです。

 

不意にびっくりしてすぐ言葉が出なかったのですが、その子がとっても澄ましているので

「ありがとう。ごちそうさま。美味しいわ。」と言いました。

するとその子はニコッと微笑んだので、その可愛らしさに笑いがとまらなくなり、大笑いをしながら「かわいいね~。」と抱きしめました。

その子も声をたてて笑い、二人で更に大笑いをしました。

 

新型コロナウイルス対策として、職員はずーっとマスク着用で仕事しています。

表情も分からないし子どもたちはどう見てるのかな、と思っていました。

これでいいのかな、と心配もあります。けれどもマスクは子どもの安全を守るため必要です。

 

その子が教えてくれました。子どもたち、大丈夫なんだ。

職員にも口があって、食べるし笑うしお話しするし・・・。ありがとう。ホッとした夜でした。

 

 

 



 トックリランの花 2020/7/6  

      

誠に不思議な『数十年に一度』という花。

もう少し何か分かるかと考え、京都府立植物園の園芸相談に電話してみました。

Mさんという方が、あまり知らなくて…と言いながらも、いろいろ調べて下さいました。

(少~し雑談をして、私の話を聞いて下さったり、温かいお話も伺いました。こういうのって  〝ご縁〟と言うのでしょうね)

 

確かに『数十年に一度』咲くらしい。

その後は数年~十年に一度くらいでまた花を咲かせるらしい。

それならこの花は、初めて咲いたのか、その後再び咲いたのか、とまた気になってしまいます。

 

 それでも現在平安徳義会は創立130周年

 

その記念すべき年に咲いたことが奇跡のように素晴らしい!!

 今後、140周年、150周年と、その節目に咲いてくれたらいいなぁ。

 トックリランもいつまでも元気で、子どもたちを一緒に見守ってくれますように。

 

 

 



ツバメのその後。  2020/7/2         

 

しばらく静かだったツバメたち。

しかし、またまた騒々しい日々となりました。そして無残にも、4羽のヒナが巣から落ちてしまいました。

その瞬間の目撃はしていませんが・・・ある日はセキレイが何度もやって来ては巣を見ていました。

またある日はスズメが明らかに巣を狙っていました。カラスも遠くから、いつも見ている様でした。

 

そしてある日、とうとう見たのです。カラスが、巣を目がけて飛び込んで行こうとしました。

しかしその時、親ツバメがとてもしつこくカラスを追い払い始めたのです。逃げ回ったカラスはさすがに諦め、屋根に留まっていましたが、親ツバメは許しません。

「絶対許さない!!」と親ツバメの怒りに満ちた声が聞こえた気がしました。

果敢にも、何周もカラスの周りを攻撃しながら飛びまわり、そのうちとうとうカラスの頭を突いたのです。

「コツン」とその音は、事務室に居た私たちの耳にも聞こえました。

その「コツン」が効いたのでしょう。カラスは向かいの神社の森に逃げて行きました。

子どもを守る親ツバメの姿に、またまた深く感銘した私たちでした。

後日にも、カラスが何度か巣を目がけて突っ込みそうな姿を見てしまいました。見ている限りでは、襲われることなく無事だったのですが・・・。

 

ある日、育ったヒナは1羽であることがわかりました。

何個の卵を産んだのかも分かりませんが、数羽の命が途切れてしまいました。

私たちはどうすることもできませんでした。

 

数日後、ツバメの巣は留守になり、もう戻って来ることはありません。

1羽と親ツバメは無事に巣立ったのでしょう。あれほど賑やかだった乳児院のこども広場でしたが、今はとても静かです。

「彼らは何の挨拶もせず、旅立ったのか。」と言いながら、また数日後、2羽のツバメがこども広場を2周回って再び空へ飛んで行きました。

きっと、「行ってきます」と挨拶に来たのだと思う事にしました。

 

来年も来るかな?おいでよー。皆待ってるからね~。 

                                     

 



本日の企画    2020/6/30

 

院内行事で『動物園ごっこ』を開催。

その日の事務室は〝リカちゃんハウス〟に大変身し、子どもも職員もジュースとクッキーの引換券を持ってやって来ました。

 

〝リカちゃんハウス〟の目玉は、何と言ってもパンダの自動販売機!!

ジュース券をパンダのお目々に入れて、アンパンマンのボタンを押します。

すると「ゴトゴトゴトン!」と、下の受け取り口からジュースが落ちてくるのです。

本物の自動販売機のようなそのできあがりに、皆大喝采!!企画は大当たりです!

 

 引換券を入れるのが難しかったり、ボタンを押すことがわからなかったり、ジュースが出てきてびっくりしたり・・・大騒ぎ。

ペラペラの薄い紙の券を、小さなかわいいお手々で長方形の穴に入れるのって、難しいんですよ。

紙がぐにゃ~と折れ曲がったり、入れる方向(縦横)を理解していなかったり。

反対に、器用にすんなりと券を入れることが出来たり、ボタンを押すとジュースが出てくることを分かる子もいました。

 

 さて、クッキーの引換では・・・「私リカチャン。あなたのお名前は?」と聞かれ、自分の名前を答えられなかったり、またははっきり言えたり。

券と引き換えにクッキーを受け取ることを理解している子もいれば、

引換券を渡して帰る子や、今出てきたジュースをくれる子や、「クッキーくださーい。」と言える子までさまざま。

それぞれの子の、発達や経験の違いや差が出ます。

 子どもたちの姿から私たちはいろいろな発見をして、また明日からの養育が始まります。

今 度 は 何 す る ~ ?(今からワクワクするわ。) 

 

 

         

  

その後のある日、当日飛び入り参加した養護園のKくんが乳児院に来た時、

置いていたパンダの自動販売機のボタンを押しながら、「ジュース出てくるかな!?」と、心の声をそのまま口にして、懐かしそうに触っていました。

そこで「もう一回やってみる?でも今日はジュースないよ。」と声を掛けると、

「うん。」と急にキラキラの笑顔を見せたのです。

Kくんの嬉しさ満開の期待顔にはすっかり負けてしまい、券が投入されボタンが押されると、

慌ててミルキー2個と棒キャンディ1本を「コロンコロンコロン」と出しました。

特別なお菓子ではなかったけれど、ゲットしたKくんのはにかみ笑顔がとても可愛くて・・・。

子どもたちのこんな顔を見るとたまりませんよね。またたくさんのワクワクを用意したいなぁ

                    

 



トックリランの花!!?  2020/6/23

 

エントランスに置いている観葉植物のトックリラン。別名ポニーテールとも言い、私の大好きな植物です。

比較的ほったらかしでも強く育つので、私にぴったり。家でも育てようと思っていたところ・・・先日から、

何やらニョキニョキ伸びてきた。

へたくそなお世話のせいで、大変なことになった、大変なことをしてしまった!!

しっかり管理をしていたら、こんな変てこなものが出ることもなかったのに・・・私のせいだ、どうしよう・・・

と焦ってしまい、調べてみました。

 

すると・・・ひょっとしたら花かもしれないのです。花が咲くなんて知らなかったので、もうビックリ!!

そしてもっとびっくりしたのは、もし花だとしたら・・・ 『数十年に一度』 とか・・・とても貴重な花らしい。

ほんまか?ほんまか?・・・どきどきしちゃいます。

どうかお花でありますように!!

 

花言葉は〝多くの才能〟って素晴らしい。

胡蝶蘭も咲いたし、トックリランも咲けば、今年は何かいいことあるのかな。

 

子どもたちにとって、良い一年でありますように!!

 

 

                                                        

 



優雅な胡蝶蘭    2020/6/22

 

去年咲かなかった胡蝶蘭・・・いえ、咲かせられなかったのですが。

なんと、今年は咲きました。いくつもの花をつけて・・・。

去年は数個だけ蕾をつけたのですが、開く前にむしり取られたり、枯れて落ちたり・・・。

でも今年は立派に開きました。でも茎の1本は折れていました。蕾が8個もついていたのに。

昨年蕾をむしり取ったのと、今年茎を折ったのと、犯人はだいたい分かっていますがね。

 

それにしても、ど素人のお世話なのに、きれいに咲いてくれて『ありがとう!』

 

 



 双子のお友達     2020/6/13

                           

先日スーパーへ買い物に行った時、双子の兄弟を連れたお母さんを見かけました。

そう言えば乳児院でこれまでに、双子の兄弟をお預かりしたことがありました。ちょっと思い出したので・・・

 

必ず夜泣きをするという、とっても可愛い姉妹です。

しかもそれは二人で申し合わせているかのように、毎晩一人ずつ、必ず代わりばんこで泣くんです。

そしてそれが10日ばかり続いた後、今度は必ず二人一緒に泣くんです。同時刻に・・・。

そして翌日からはまた代わりばんこ。そして10日後、又二人一緒・・・。

不思議な不思議な夜が続きました。

 

次も姉妹です。とってもおしゃまな二人。

何でも同じ遊びをする姉妹。その姿は当たり前だけど<うりふたつ>。動きまでリンクしちゃうんですね。

一人がお熱を出せば、必ずもう一人も発熱。一人が泣くと、必ずもう一人も悲しそうに泣いちゃうし・・・。

他の子とも仲は良いのだけど、いつも二人は一緒にいました。

特に笑った顔は見分けがつかず、職員は名前を間違って苦笑い。

二人もそれを知ってか、わざともう一人の名前を名乗って、「ニヤリ!」。職員は・・・「参りました!!」

 

                  

 

今度は兄弟のお話。

とてもミルクを吐きやすい兄弟。

兄にミルクを飲ませて、次は弟に飲ませて、大きなゲップも出たし・・・と思った瞬間、お兄ちゃんがミルクを吐いちゃいました。

「あらあら、お洋服もシーツも汚れちゃったね。」と言う訳でお着替えとシーツ交換していると・・・やっぱり弟くんも吐いちゃった。

「あらあら、出ちゃったね。お着替えしなくっちゃね。」とお着替えしている横で、またお兄ちゃんが吐いちゃった。

再びお着替え必要かな・・・「ミルクで濡れちゃったから着替えよう。」

授乳後時間が経過して、玩具で遊んでいる最中も、お散歩へ行ってる最中も、出やすいんです。

これが一日中続き、毎日洗濯物が山ほどありました。

 

お・ま・け

双子兄弟姉妹のお顔の見分けがつかない時、他の子どもたちに聞いてみるとね、教えてくれるんです。

それに、職員が名前を間違うと、「違うよ。」と指摘してくれるんです。

何故かちゃ~んとわかっているんです、子どもたちって。

不思議な、『子どものつながり』・・・を感じます。

    

                                                     

世の中のお母さんたち、コロナウイルスもあって更に大変だけど、子育ては楽しみましょうね

味方はたくさんいますから。

 

                                                      

                    



ツバメ。  2020/6/8

 

 

昨年、乳児院の子どもたちの玄関頭上にツバメが巣作りし、数羽のヒナが育ち、無事に巣立っていきました。

どこに巣を作ろうかと数日忙しく飛び回り、時にはカラスに追われ逃げ込んでも来ました。

「ここは安全」とツバメが判断した巣は、扉を開けると時々頭上からフンが降ってくるという、我々にとっては「苦笑いの巣」でした。

 

「今年はどうかな、どうかな!?」・・・と思い巡らしていた頃、今年も園内をツバメが飛び回り始めました。

昨年の親ツバメでしょうか?そして去年の巣をいつの間にか修繕したのです。

毎日毎日こども広場で遊ぶ子どもたちの頭上を、時には低空飛行して優雅に飛び回るツバメを、子どもたちはキョロキョロしながら見ていました。

 

そのうち抱卵が始まり、その姿を職員は「まだか、まだか」と気にし始めました。

一度写真を撮ろうと脚立を出して試みたのですが、生憎とても撮りにくい場所。

すると抱卵中の母ツバメが巣から、「何すんの!!」とでも言うように私たちを見下ろしています。

「何もしないよ、ごめん、ごめん」と言って諦めましたが、母ツバメは私たちを叱りつけているようでもあり、その警戒心と不安に、唯々詫びるだけでした。

 

それから数日後、なんとなく騒々しい状況があった後、三日連続でこども広場に割れた卵の殻ととっても小さなヒナが落ちていたのです。

一日目は一羽、二日目は五羽、三日目は二羽・・・何があったのか・・・??

聞いたり調べたりすると、『ツバメは弱い卵は自分で落としてしまう』とか『何かの事情でつがいでなくなると、

新しいパートナーが前のパートナーの卵を落としてしまう』とか・・・

広場に散らばるように落ちていたので、何となく事情が察知できました。

 

 

その自然の成り行きに感動というか多大の感銘を受けました。まさしく『自然』。

 

 

その後は一羽が一羽を追いかけ回す光景が見られ、その次には追いかけ回す一羽を追い払う別の一羽が現われ、

三角関係であることを確認し、連続ドラマのようなツバメの生活が気になってしょうがない職員でした。

やっと今は静かになり、再び抱卵しているように見えます。こんなことがあるんですね。

まだ生まれていないようですが、このドラマを最後まで見たいと思っています。

ツバメの生態に詳しい方、どなたかいらっしゃるかしら!?

 

実は隣の畑や向かいの神社では、キジが一羽、鳴きながら闊歩しています。

 

大原野って素晴らしいところです。

 

(せめて遠くからでも…と思いましたがおわかりいただけますでしょうか。。)

 

 



「できごと日記」 始動。  2020/6/8

 

 

以前より、工事中になっておりましたが、この度ようやく始動することができました。

不定期ではございますが、

 

私たちの職場で 仕事で

日常のできごと、ふと感じたことなど

少しでもお伝えできれば 知っていただければと思っております。

よろしくお願いします。

                               

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